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STORY

0096/sect1 「ユニコーンの日」(4)

ストーリー挿絵

 〈メガラニカ〉から追い返されたバナージは、ミコット宅で開かれたパーティーに参加する。オードリーに拒絶された痛みを抱え、一人悶々とする身にパーティーの騒ぎは疎ましく感じられるだけだった。

 そのころ、〈メガラニカ〉ではジンネマンとカーディアスの間で『ラプラスの箱』委譲の密談が始まっていた。『箱』の正体を見極めようとするジンネマンに対し、カーディアスは『箱』そのものではなく『鍵』を引き渡すつもりであることを伝え、それがニュータイプに関係するものであることを仄めかす。が、密談は予期せぬ終わりを迎えることになった。《ネェル・アーガマ》と『袖付き』の間で戦端が開かれたのだ。

 不慮の遭遇から始まった戦闘は、コロニーの内部へと拡大し、甚大な被害とともに住民をパニックに陥れてゆく。特殊部隊エコーズの<メガラニカ>への突入が始まる中、混乱に乗じて幽閉されていた屋敷から抜け出すオードリー。カーディアスは『箱』が連邦に奪われることを恐れ、その鍵となるモビルスーツ《ユニコーン》の破壊を命じた。バナージは、オードリーがいるはずの〈メガラニカ〉に向かおうとするが――


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