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機動戦士ガンダムUC[ユニコーン] MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN


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ガンダムユニコーンの世界観

設定考証:小倉信也

U.C.0096時のコロニー群(サイド)

U.C.0096時のコロニー群(サイド)配置図の挿絵

U.C.0096時のコロニー群(サイド)配置図

 U.C.0093のシャアの反乱以降、各サイドに大きな状況の変化は見られていない。
本作の最初の舞台であるコロニー【インダストリアル7】は、かつて"サイド5"と呼ばれた暗礁宙域(U.C.0093時にはサイド4と呼ばれている)にある。

 今後、バナージは【ラプラスの箱】に翻弄され宇宙を翔けることになり、ゆくゆく明らかになってくることもあるので、随時追加していきたい。

『ラグランジュ点』とは?

『ラグランジュ点』とは?の挿絵

なぜスペースコロニーは『ラグランジュ点』に安定して留まっていられるのか?

 右の図は地球と月の重力などのバランスの変化を計算して(専門的には“ヤコビの積分”という)、その変化を地図の等高線のように“坂”として示したものです。明るく(高い)ほどバランスは安定していて、暗い(低い)ほど地球や月への重力か、そこから離れる遠心力が強いことを表します。(『ゼロ速度曲線』のグラフといいます。)

 この『ゼロ速度曲線』のグラフに『ラグランジュ点』の各ポイントの位置を記すと、その場所の理由がわかってきます。

 地球と月との一直線上に並ぶ位置関係にある L1、L2、L3の周囲では、地球と月の影響から生じる重力などのバランスの“坂”が“急”なために不安定で、コロニーなどがわずかでもこの位置から外れると速度を増して離れ、地球か月へ落ち込んで行くか、または月軌道より地球圏より離れて行こうとします。
それに対して地球と月との位置関係がちょうど正三角形になる L4、L5の周囲では、このバランスの変化の“坂”は大変“緩やか”なため、この位置から離れそうになってもその速度は遅くゆっくりで、しかもコリオリの力の作用も手伝って、元の『ラグランジュ点』に引き返そうとする復元力が働くのです。

 『ラグランジュ点』のうち、L4、L5が安定していてスペースコロニーの配置に最適とされているのは、こういう理由からなのです。

スペースコロニーの建造工法について

インダストリアル7の作り方

 本作『機動戦士ガンダムユニーン』では、“コロニーが建造されるプロセス”がより具体的に描写されます。もちろん今回紹介される工法は数ある方法の中の一例なのですが、これはトンネルをつくるケーソンやシールド工法などをヒ ントに応用したアイデアのものです。

 まず最初にコロニービルダー『メガラニカ』から生えるように、『ロクロ』と呼ばれるコロニー建造ユニットが組み立てられます(図1)。
そしてその内側において、円周を6等分する形で地盤を作る『造成ユニット』を計6基配置(図2)。この『造成ユニット』は一種の工業プラントを内蔵したもので、ここに『メガラニカ』側から原材料や加工された資材が投入されると、その底面に向けてコロニーの外壁や“大地”となる人工地盤が「1/6周、奥行1.6km分」を単位としてシステマチックに造成されていきます。
人工地盤が完成した段階で、造成ユニットは高さ170m直上へスライドします。跨ぐようにして移動する時、作業中のユニット上面に底面が擦らない最低限の高さです(図2,3)。
ムービーは、こちらです(図4)。

スペースコロニーの建造工法についての挿絵図1スペースコロニーの建造工法についての挿絵図2スペースコロニーの建造工法についての挿絵図3スペースコロニーの建造工法についてのムービー図4

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