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STORY

0096/sect2 「赤い彗星日」(1)

ストーリー挿絵

〈インダストリアル7〉でのネオ・ジオンとの戦闘が終息してから約半日――。《ユニコーン》を収容し、援軍の到着を待つべく暗礁宙域にあるコロニーの残骸に身を潜める連邦軍の艦《ネェル・アーガマ》。その艦内では、『ラプラスの箱』の重要な手がかりである《ユニコーン》を巡りエコーズ隊司令ダグザとアナハイムの重役アルベルトとの間での綱引きが始まっていた。

 《ネェル・アーガマ》の医務室で目を覚ましたバナージは、同じく収容されていたタクヤとミコット、そしてオードリーと再会する。しかし再会もつかの間、バナージは〈インダストリアル7〉での事件の重要参考人として連行されてしまう。

 《ユニコーン》のコクピットにふたたび座り、機体を起動させるバナージ。モビルスーツデッキで行われる実地検分の模様を、オードリーはリディやタクヤたちとともに密かに伺っていた。ネオ・ジオンとは明らかに異なる連邦軍の艦内の雰囲気に危険を感じるオードリー。その矢先、艦内に警報の音が鳴り響く。追撃には早すぎるその警報に、オードリーはネオ・ジオンの首魁、フル・フロンタルの襲来を予感するのだった――。


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