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STORY

0096/sect6 「黒いユニコーン」(1)

ストーリー挿絵

ダカールでの戦闘が終わり、黒いユニコーン《バンシィ》によって《ラー・カイラム》へと収容されたバナージと《ユニコーン》。《バンシィ》とともに《ラー・カイラム》へと乗り込んできたアルベルトは『ラプラスの箱』の情報を手に入れるべくバナージを屈服させようとするも、『箱』のことは一人では決められないと拒絶される。

一方、ダカールを離脱した《ガランシェール》では、ジンネマンがフロンタルにダカールでの作戦の真意を問うていた。ダカールでの殺戮は世論を試す実験だったと答え、ミネバの安否にも触れないフロンタル。ジンネマンは、フロンタルからの離脱を決意し、《ユニコーン》を目指し《ラー・カイラム》を追うのだった。

アルベルトと共に乗り込んできたマーサによって、ビスト財団の私物と化した《ラー・カイラム》。艦のクルーたちと共に身動きが出来なくなったリディの前に、マーサの姦計によりマーセナス家よりミネバが護送されてくるのだった。バナージ、リディ、ミネバ、ビスト財団……『箱』を追う者たちが《ラー・カイラム》へと集結し、『箱』を巡る局面は新たな展開を迎えようとしていた――


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