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STORY

0096/sect6 「黒いユニコーン」(2)

ストーリー挿絵

マーサが搭乗し、ビスト財団の私物と化した《ラー・カイラム》。その行き先は、《ユニコーン》ともども宇宙へと上がるべく、オーストラリアにあるトリントン基地であった。艦長のブライトは、かつてのアムロの恋人ベルトーチカから情報を得る一方、監禁されているバナージと面会し、その目にかつてのニュータイプたちと同じ力を感じる。

トリントン基地に到着した《ラー・カイラム》に、突如襲い掛かる、ジオンのMSたち。基地と戦力を廃棄し、解散しようとしていた地上のジオン残党軍の一派が、ジンネマンによってもたらされた『ラプラスの箱』の情報により、乾坤一擲の作戦に出たのだった。

歴戦の兵士たちの操る旧式の機体に翻弄される《ラー・カイラム》とトリントン基地のMSたち。混乱に乗じてジンネマンと合流し《ユニコーン》を奪回したバナージは、立ちふさがるリディの《デルタプラス》を振り払い、ミネバを乗せ脱出する輸送機を追う。ミネバを求めて雲海を抜けたバナージの目の前に現れたのは、空中要塞たる巨大輸送機《ガルダ》であった。


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