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STORY

0096/sect7 宇宙(そら)と惑星(ほし)と(1)

ストーリー挿絵

ブライトの差配によって、ジンネマン以下《ガランシェール》のクルーたちと共に《ネェル・アーガマ》に合流することとなったバナージとミネバ。《ガランシェール》を囮にして連邦軍とネオ・ジオンの追撃をかわした彼らは、ラプラス・プログラムの示す次なるポイントへと向かっていた。

技師のアーロンは地球から離脱する際に《ユニコーンガンダム》が見せた光は、かつて小惑星〈アクシズ〉が地球への重力圏から脱したものと同じものだという。人々の思いを力に変えうるサイコフレームの力に可能性を覚えるバナージ。ミネバもまた、可能性を求める人の心に期待を持つが、一方で《ネェル・アーガマ》クルーとジンネマンたちの間には確執の溝が消えることなく残っていた。

《ユニコーン》の持つ可能性の大きさ故に自分の存在を不安視するバナージだったが、ガエルから父・カーディアスの真実と、ラプラス・プログラムがニュータイプと強化人間を識別し、ニュータイプにのみ道を示す仕組みがあることを伝えられ、父の想いを受け継ぐとともに、超えていくことを志す。

全てに決着をつける時が近づいていることを感じるバナージ。だがしかし、確執を断ち切れないジンネマンとそれを予見するフロンタル、《ユニコーン》を追って《バンシィ》のパイロットとなったリディ――それぞれの思惑が搦め手となって《ネェル・アーガマ》に迫りつつあった――


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