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STORY

0096/sect7 宇宙(そら)と惑星(ほし)と(2)

ストーリー挿絵

ラプラス・プログラムの示す目的地〈L1ジャンクション〉へと辿り着いた《ネェル・アーガマ》。そこは、地球と月の中間に位置する、かつての宇宙開発の拠点であった。ミネバとともに《ユニコーン》に搭乗し、〈L1ジャンクション〉の調査へと向かうバナージに、エコーズ隊のコンロイはいざという時のために銃を持たせる。それは、連邦とネオ・ジオンが未だ互いを警戒していることの証左であった。

指定座標に到着した《ユニコーン》の中で、過去の指定座標で体験した出来事を振り返るバナージ。"過去"を象徴する〈ラプラス〉の残骸、そして"現在"を象徴するダカール。この両者を通じて、月と地球の狭間で父が伝えたかったものは何か。それは、"未来"――。バナージが答えを得ると、《ユニコーン》は《ガンダム》へと姿を変え、最後の座標、『ラプラスの箱』の在り処が示された。

しかしその瞬間、《ユニコーンガンダム》へとビームライフルの光が伸びる。フロンタルの根回しにより《ネェル・アーガマ》を追跡していたジオン共和国による攻撃であった。同時に《ネェル・アーガマ》内でもジンネマンたちが行動を起こし、艦を占拠してしまう。
信じていたジンネマンの裏切りに動揺するバナージ。自暴自棄になりかけたバナージの前に、深紅の機体・シナンジュとともにフル・フロンタルが現れ、投降を迫る。フロンタルの声にバナージの意識が硬直したその時、同乗していたミネバは銃を奪い取り、バナージへと突きつけるのだった――。


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